1、風水は「風」と「水」の2形態で成り立っています
そして、風水は実は中国医術思想を大地にあてはめて考えられています。
●大地の「風」
これはいわゆる「生気・エネルギー」を意味していて、その生気が流れている
ところを龍脈と言います。
そしてその龍脈が集まったところや吹き出したとこを龍穴と言います。
●大地の「水」
河川や水路などを指し、都市計画には無くてはならないものです。
龍穴に溜まったエネルギーを止めたり、龍脈エネルギーを水に溶かして
運ぶ働きをします。
このように水はエネルギーの受け皿となって生気エネルギーを初福させます。
●人体の「風」
古代中国医術では、人体の気は2つあると考えられていて、
1つ目は、先天の気と言われている「父母から受けた気」で、
腎臓に宿った精気を言います。
2つ目は、後天の気の「水穀の気」で飲食物から体内に取り入れられる気の
ことを指します。
●人体の「水」
先天・後天の気から気血を生じます。
この血とは、血液・リンパ液・唾液などの体液のことで、
気血は「経絡」として体内を川のように張り巡らします。
経絡にはいわゆるツボという治療点である「経穴」が存在します。
人体においての「龍脈」は「経絡」、「龍穴」は「経穴」ということになります。
住居で気の巡りが悪いと良い運気を得られないように
体の気血の滞りや濁りがあると病気を引き起こします。
2、春は「木」の気で「肝臓」と関係が深い季節です
●肝臓の動きが悪かったり疲れてくると、血液の浄化作用が落ちてきます。
その出口は「目」で視力障害やドライアイなどが起きやすくなります。
●春は「張る」と同じ響きを持っていて、筋肉硬直やけいれんで神経を押さえたり、
寒暖を繰り返すことによって自律神経の乱れが起きると
神経過敏となり5月病の症状として出ることもあります。
●風邪や咳が出たり花粉症にもなりやすく、これは肝臓で浄化されない老廃物の
解毒反応とみることもできます。
●肝臓が疲れると「怒り」の感情が生まれやすく、さらに低血圧が重なると
頭痛やイライラ、ヒステリーやかんしゃくを起こしやすくなります。
3、「肝臓」の働きを助ける食べ物
肝臓が疲れてくると、酸っぱいものが欲しくなります。
この時期柑橘系のジュースを飲みたくなったりしませんか?
例えば、梅干し・酢の物・漬物などの自然な「酸味」や小松菜・春菊・ヨモギ
たけのこなどの春の野草を積極的に摂るといいでしょう。
4、春は芽吹く季節です
このような野草を摂ると肝臓で処理しきれない体内毒素を表に出してくれる
浄化作用が起こり、皮膚など身体の表面にでてくることがあります。
春の恵みと身体機能に感謝しながら楽しい春をお過ごし下さい。